history大工の歴史

1400年もの歴史のある手仕事をする職人それが「大工」です。

1400年もの歴史のある
手仕事をする職人
それが「大工」です。

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600年頃

飛鳥時代に
「大工の神様」が誕生します。

今でも使われる大工道具の一つ「差し金(さしがね)」を考案した聖徳太子。聖徳太子は、他にも「曲尺(かねじゃく)」の大尉を1尺(30.3センチ)に統一し、みなさんも知る世界最古の木造建築「法隆寺」をはじめとした寺院を建立をします。
そして、建築に携わる職人の育成や組織づくりに努めたのです。
それが由来し、「大工の神様」と祀られています。

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1300年〜1500年頃

室町時代、職人組織の統率者を「棟梁」と呼び、全ての建築に関わる職人たちを「大工」と呼ぶようになりました。

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1600年頃

江戸時代、建築の需要が増え大工の仕事も細分化していき宮大工や船大工など専門職が生まれました。
この時代、大工は”華の三職”の一つと言われ大変人気の職業だったそうです。

大工が一人前になるまで

この時代、大工職人になるには早いと13歳頃から大工に弟子入りし、8年は試用期間として下積みをしたそうです。仕事の内容は木屑拾い、よくて道具の名前を教えてもらえる程度。
人気の職業とはいえ、一人前になるまで10年は最低かかり仕事内容も厳しかったそうで、半分以上が辞めていく世界だったとか。厳しい修行を終えて一人前になれると、大工になったのだという「誇り」につながるのです。

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現在の大工事情

今、大きく分けて日本には2つの家づくりの”やり方”があります。

施工現場の99%プレカット工法

設計に基づいて必要とされる部材を、
事前に工場で機械的に加工しておき、
建築現場ではそれらを組み上げて建てていくやり方

メリット

作業効率のアップ(工期短縮)、品質の均一化、精度の高さ

材料のロスや時間的ロスの軽減などコストの削減に加え、 端材や加工時に出る木屑などを現場に持ち込んだり残すことが少ないので、環境的にも優しいと言えます。

デメリット

木材品質の見極めができない、複雑な加工ができない、職人の技が継承できない

機械が行うからこそ、このようなデメリットが生じ大工ならではの意匠や、個性豊かな木材の年齢やクセ、魅力を活かす家づくりは叶いません。

施工現場の1%飛鳥時代から伝わる伝統工法・在来工法

職人が自らの手で木材を加工し、
木の木の引っ張りあう力で建てるやり方

メリット

高品質な木材が見極められており、耐久性が高い、木の年輪や節、木肌の色など木材の魅力をたっぷり詰め込む家となる。構造の耐久性は200年を超え、古民家として後世に引き継ぐことができる。

上記は、大工の技術や知識・経験・センス、そして木材を見る目にも左右します。しかしそれらを併せ持つ大工が手がければ現代において、200年、300年と住み継ぐことのできる丈夫な家を建てることが可能です。

デメリット

大工の技術・知識・経験に左右する。現在はこの建て方ができる大工は全体の1%しかいないほど希少であり、技術継承問題もある。

年々、技術を持った大工が高齢化しこの工法で建てることが難しい時代になっています。また建てた後30年、50年後リフォームする際も技術が継承されていないとリフォームすることができない複雑な家づくりです。

飛鳥時代から
江戸時代まで引き継がれてきた
大工の技術なぜこうなったのか?

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1970年代

林野庁のデータによると、プレカット材が初めて開発されたのは、1970年代中頃〜1980年代にかけてと言われています。そして1980年代「プレカットCAD/CAMシステム」が生まれ、プレカット材の安定した生産が可能になりました。
今のようなインターネットを通じた情報発信はないため、林野庁のデータによると、1989年の「木造軸組構法におけるプレカット率」は7%。1994年になると26%、10年後の1999年になると48%と、プレカットは着実に世間に普及していきます。

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2000年代

2000年代に入っても
この流れは加速していき、
2004年には普及率が76%に到達。
2016年ではプレカットの普及率は
92%になっています。

ハウスメーカーによる住宅建築が盛んになり、早く住宅を建てるためにプレカットが急速に広がったと言われています。
機械による、一ミリの狂いもない木材加工が人の手で行う何倍もの速さで構造材ができます。大工はそれをパズルのようにはめていくだけでなので、難しい技術や知識、細かな加工は要らず、誰でも家を建てられるようになっていきました。
日本の木造住宅を支えてきた大工が、大工の家づくりである”墨付け”や”手刻み”、”規矩術(きくじゅつ)”などの腕を振るう機会は減っていったのです。

2000年代に入ってもこの流れは加速していき、2004年には普及率が76%に到達。2016年ではプレカットの普及率は92%になっています。

木造軸組み構法におけるプレカット率の推移と、大工の人数の実績と予測。前者は全国木造住宅機械プレカット協会が、会員企業に対して実施したアンケートに基づく。後者は総務省の国勢調査による実績値に、野村総合研究所が予測値を加えたもの(資料:全国木造住宅機械プレカット協会、総務省、野村総合研究所)

堀田建築は、
1%と言われる「伝統工法」で手がけています

01

木の魅力を伝えたい

木の魅力を伝えたい

木は同じ種類でも二つとして、同じ木はありません。
育った年数、日光のあたり具合、育った場所の土地環境などから曲がりくねり、根本から先にかけて細くなり、枝が生えます。
木の種類が違えば、木肌の色、香り、特性、硬さややわらかさ、肌触りまで全く違います。
木材1本1本の魅力を、全力で引き出すことができる力が堀田建築にはあるからです。

02

日本の風土に合っている

日本の風土に合っている

日本は高温多湿、地震の多く、四季がある土地です。だからこの風土で育った国産の木材を使うことで、この風土でも強く劣化しない素材を先人の大工たちも使ってきたのです。天然の木は伐採後も生き続け、湿気を吸ったり、吐いたり、乾燥によってしなり、曲がっていきます。その力を利用する「伝統工法」は天災に負けない、家なのです。

だからこの工法で建てられた「古民家」を再生することができ、堀田建築は他社にはできない大規模改修をてがけることができます。

03

日本の森を守る使命がある

日本の森を守る使命がある

戦後、国内木材を使った木造住宅が減少したことにより、木材産業が衰退していきました。その結果、木を育てるための手入れも減り、木材産業で成り立っていた山間地域は過疎化、手入れされなくなった森は荒れ放題の状態となってしまっています。
大工の役目は家づくりを通じて、その土地に暮らす家族の暮らしを守り続けること。今はもちろん今後も日本の森とこの土地環境を守るたことが、未来を守ることにつながります。

04

1400年続いてきた大工の歴史を
後世へ繋ぎたい

1400年続いてきた大工の歴史を後世へ繋ぎたい

先人の大工から1400年以上かけて伝わってきた大工の技術。
この技術によって「日本の家」あります。
だからこそ、堀田建築は技術の継承に努め、お客様のお子様、お孫様、子孫の皆様にまで家が代々続くよう技術の継承を行なっています。

あなたのお家を手がけた大工の思い、

一本一本張り巡らされた
梁や柱の木のクセを
汲み取れるのが堀田建築です。

家の造りをいちばんに知る、大工と直接行います。

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